2月は如月。(きさらぎ)
その他の異名の中に
木芽月や雪解月という名も持ちます。
3日は節分
4日は立春、と
春はもうすぐそこなんです^ω^
わたしたち建築工房あかまは
10月より、出張に行っておりました!
今回のお施主さんは
原発事故で避難区域に指定されて
避難をしていたおばあちゃん。
避難先の町では
お店もあるし、病院も公共施設も
全部近くにある。
今は何不自由ない暮らしの筈なんだけど、
なくなったおじいちゃんが
建てた家だからやっぱりこの家に戻りたい
と、
皆の反対を押し切って
たったひとりでまだ復興もままならない
自分の街に戻る事を決めました。
去年の夏にやっと避難解除されたこの町では
お店もまだ2店舗しか営業していません。
道路も植物だらけ、
周りの人も殆ど戻って来ていない。
夜は月明かりだけの町。
震災から6年経っていても
まだまだ元通りには程遠い様です。
おばあちゃんがひとりでも
なにも困らないように
寂しくないように
6年間ですっかり冷たくなった家を
生き返らせるのがわたし達の仕事です。
.
2カ月間のお時間をいただき、
泊りがけで1階部分をフルリフォーム。
骨組みだけを残して解体し、
リフォーム開始です
床下にはゼオライトという
湿気を吸い取ってくれる石を敷きます!
床柱はエンジの木
永遠の寿命ということで
縁起がいいとされています。
白と黒のコントラストが素敵です。
少し急な階段は勝手を変えることで
段数を増やし緩やかにしました。
トイレは広くなりました。
台所と居間の間仕切りを取り、
ひとつの広い空間にしました。
和室の続き間を
ホールを大きく取った
明るい空間に。
和室の中はこんな感じです!
おじいちゃんのお仏壇は
以前のお仏壇を元に新しくなりました。
春から暖かい家で
気持ちよく暮らして頂けると
嬉しいですね^ω^
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